ホロライブ-Promise-所属のIRySのソロライブ「IRyS 1st Concert “HOPE ||: Beyond the Stars”」が、2026年10月6日(火)にSGCホール有明(東京)にて開催されました。
COVERedgeでは、ライブを終えた直後のIRySと、ライブを支えたスタッフにインタビュー。全29曲という曲数をパワフルにパフォーマンスしたIRySに、ライブの感想や、ステージの裏話について聞きました。
歌いたい曲が多すぎて、メドレーが3つに! 大ボリュームのセットリスト
──まずは、ライブを終えられたばかりの率直な気持ちを教えてください。
やっぱり達成感がすごくあるのと、ああ、もう終わっちゃったんだ…という気持ちもあります。今日が一生続けばいいのにと思うくらい、夢のような1日でした。自分としてはすごくベストを尽くせたと思っています。リハーサルと比べて、本番はミスも減らせて満足いくステージを作ることができました。周りからの評判もすごく良くて、頑張ってよかったです。

──ユーロビートにロックにバラードと、IRySさんらしく様々なジャンルの音楽を届ける迫力満点のライブでした。ライブ全体のコンセプトや、セットリストについて、IRySさんから提案したことはありますか?
ライブをやると決まったとき、まず最初にスタッフさんから「IRySさんはどういうライブにしたいですか?」と質問があり、「魔法のような奇跡的な夜」というテーマにしたいと伝えました。それを元に、演出担当のHさんが綺麗にまとめてくださったという流れです。衣装もテーマに合わせて魔法少女、マジシャンっぽく作っていただきました。

セットリストは歌いたい曲がたくさんあったので、Hさんに「何曲までなら歌えますか?」と聞いたんです。そしたら「普通は18~21曲くらいです」と言われたので、そのつもりで選んでいったんですが、気づけば32曲くらいになってしまって、最終的にはメドレーにして詰め込みました(笑)。

曲順については、まずユーロビートの曲をどこに入れるかを整理しました。もう一つ、IRySさんがネフィリム(天使と悪魔のハーフ)であることから連想して、ブロックをカオスパート(悪魔)とホープパート(天使)に分けたんですね。この曲は悪魔っぽい、この曲は天使っぽい……と仕分けていきました。最初に作ったセットリスト案では、最後がホープパートでしっとり終わる流れになっていたのですが、それをIRySさんにお見せしたときに「しっとりじゃなく、アゲアゲなユーロビートで終わりたい」とご意見をいただいた記憶があります。
ありましたね。やっぱりユーロビートが一番盛り上がるので、後半に向けてどんどん盛り上げたくて、最初からユーロビートを持ってくるのはもったいないかもと考えていました。結局、本編は「My car is in danger」でアゲアゲに終わって、アンコールはしっとりエモくして、いいバランスの流れになったと思います。

そこからも、IRySさんが日を追うごとに「やっぱりこの曲もやりたいです」「この曲もやりたいかもしれません」とどんどん曲を増やされて(笑)。どうしよう、このままだと公演時間が3時間超えになってしまう……となったときに、よし、メドレーにしようと。
──やりたいことが多すぎて困るというのは、前向きな悩みで素敵ですね。
とにかくIRySさんは明るい方なので、楽しくやらせていただきました。
嬉しいです、ありがとうございます。
──打ち合わせを重ねる中でセットリストに追加されていったのは、具体的には何の曲だったのでしょうか?
確か「ENJOY! JOY!! JOYFUL!!!」は、最後の方に追加した記憶があります。どこに入れるか悩んだときに、「哀の十界」と同じEPに収録されている曲だったので、この2曲をメドレーにしましょうと。「哀の十界」は悲しい曲なので、その後急に「ENJOY!~」が始まったら温度感が変わりすぎないかな?とも思ったのですが、あえてそのギャップを利用しようという話になりました。あとは、新しいアルバムの曲はできるだけ全て入れようと思っていたんですが、曲数が増えすぎてしまい、「Run to You」は削ろうかという話も出たんです。ですがやっぱりやりたくて、じゃあメドレーに入れようという話でまとまりました。
──セットリストを見返すと、メドレーが3回もありますね。改めて曲数の多さに感動しています。
最初は「YaBAI」に入っている曲をメドレーにしようという話から始まったんですよね。で、後になってロック曲も全部入れたいからロックメドレーも作りましょう、「ENJOY!~」も入れたいから「Quarter Bravery」のメドレーも作りましょう、という感じで作っていったらメドレーが3つになりました。

──こんなにたくさんの曲数を一人でやることに対して、不安はありませんでしたか?
もちろんありましたよ。ですが、ソロライブというもの自体が、自分の中で本当に嬉しいことで。次にいつやれるかも分からないので、今やれることは全部やりたいという気持ちで詰め込んでもらいました。
旗、扇子、ブラウン管モニター……ライブならではの小道具で彩るステージ
──本番を通じて、特に印象に残っている曲があれば教えてください。
ユーロビートセクションで旗を持ちながら踊ったのは大変でした。そのセクションではレースクイーン風の衣装を着ていたので、レースクイーンなら旗も持ちたいですと私からお願いして作ってもらいました。ダンスも、もともとあった振付を旗ありバージョンにアレンジしていただいたのですが、その調整が難しかったです。あと単純に、旗が想像よりも大きくて扱うのに苦労しました。練習の時はもっと小さいものでやっていたので、本番で使う旗を持ったときに「うわ、思ってたよりデカいぞ!?」と(笑)。動かしやすいように、できるだけ軽く作ってもらいました。

──扇子を使ったパフォーマンスもありましたね。
そうですね、扇子も綺麗に見せるのが難しかったです。あとはマイクスタンドも魔法のステッキ風に作ってもらったり。でも全体的に、普段使えないような小道具をたくさん使えて嬉しかったし、楽しかったです。
──アンコールの「Caesura of Despair」で初期衣装にチェンジする演出も、ファンの方的には胸熱だったんじゃないかと思います。
「Caesura~」を最後に歌うこと自体は、私の中では最初から決まっていました。曲の途中で衣装を変えるという演出はHさんのアイデアです。今回のライブタイトル、「HOPE」の後に記号(||:)があるじゃないですか。あれは「リピートの始まり」を意味する音楽記号なんです。デビュー曲の「Caesura~」を最後に歌うことで、ここから始まったんだというシンボルにもなりますし、またここから始めようという意味も込めました。
曲中、モニターにIRySさんの過去の動画をばーっと流していたんですが、あれはIRySさんと私が共通して好きな映画からインスピレーションを受けまして。『さよならの朝に約束の花を飾ろう』という作品なんですが、ラストがすごく感動的なんです。それをもう一度見直して、こういうふうに今までの軌跡を思い出すような演出をライブに取り入れたいと考えました。また、今回はステージに小型のブラウン管モニターをたくさん設置していたので、それを活用した演出をしたいと思って組み立てていきました。

あんなにたくさんのブラウン管、よく集まりましたよね。
あれはめちゃくちゃ苦労して、ギリギリ集めることができました(笑)。ブラウン管って壊れやすいので、安定して使うことができるものを手に入れるのが難しくて。
ブラウン管を使ったステージのアイデアは最初の企画書にも書いてあったんですが、私は最初、それを読んで「こんなに小さいモニターだと、遠くの席からは見えないんじゃないですか?」と言った気がします。でも最終的に、本番のアーカイブを見返すとすごく綺麗に見えていて。こんなに迫力があったんだ!と感動しました。
そもそもなぜブラウン管を設置したのかというと、ユーロビートに関連して、80年代~90年代っぽい要素を入れたいなと思ったんです。そこからイメージを広げてブラウン管に辿り着きました。
大親友とのエモいデュエットや次元を超えた共演も!
──ゲストには大親友の不知火フレアさんが登場されました。
ふーたんに関しては、とにかく「青く在れ」をフレアイリスで一緒にやりたかったんです。去年のふーたんの3Dライブで一度、一緒にやったことがあったんですが、せっかくなら有観客のライブでもやりたいと。ふーたんにお願いできる?と聞いたら、すぐにイエスと言ってもらえたので良かったです。その後で、せっかくゲストに来てもらえるならもう1曲やりたいという話になって、MVに私もちらっと参加させてもらっている「薄明光線」に決めました。ふーたんもすごく綺麗に歌って踊ってくれて、エモいパフォーマンスを二人ですることができて、大満足です。

──もう一人のゲスト・MOTSUさんについても教えてください。
MOTSUさんには私の3Dバースデーライブに合わせて「DIAMOND GIRLFRIEND」を作っていただいたんですが、そのときも実はゲストで呼びたいという話が出ていたんです。でも、時間的にも技術的にも今回は一緒のステージに立つような演出は難しい、となって。結局、モニター越しに出ていただいたんですが、いつか一緒にステージに立ちたいと思っていたんです。
──MCでMOTSUさんもおっしゃっていましたが、「次元を超えた共演」が素敵でした。
ステージも、最初は私とMOTSUさんが横並びの立ち位置の予定だったんです。でも、途中でMOTSUさんが私の前に立つようなステージングが可能になって、あのような形になりました。MOTSUさんもすごくエネルギーがあってアゲな方なので、一人で練習していたときはどのくらいのテンション感でやればいいか分からず不安だったのですが、リハでMOTSUさんと一緒にやったときに、自分の中のエネルギーも引っ張り上げてもらえる感覚があって、すごく助かりました。

ゲストの方が主役より前に出るような立ち位置って、基本的にはあまりないのですが、MOTSUさんのあのアクティブな動きを制限してしまうのはもったいないなと思い、IRySさんの立ち位置を上げて、MOTSUさんに前に出てもらうという形で実現できました。
実現できてよかったです!
日本と世界の架け橋になれた、ファンとENメンバーへの感謝
──今回は日本国内だけでなく世界中からIRyStocrats(IRySファンのファンネーム)の方がいらっしゃっていました。実際に客席のファンの方と触れ合ってみての感想を教えてください。

私はもともとホロライブEnglishメンバーとしてデビューして、その当時から日本と海外の方の架け橋になれたらいいなと思って活動していました。今回、その願いを叶えられる活動ができたのかなと思いました。私を見るためにたくさんのIRyStocratsが日本に飛んできてくださって、すごくありがたかったですし、感動しました。
──それこそ、当日はEN出身メンバーの皆さんも集まって同時視聴されていたみたいですね。
前からEN出身の誰かがライブをするときは、いつも集まれる人で集まって見る習慣があって。今回もみんなに見てもらえて嬉しかったです。開演前には「君は大丈夫だからね、やればできるんだから」ってLINEもいただきました。というのも、私が当日まで彼女たちと会うたびに「ライブがうまくできるか不安……」と相談していたので。すごく励みになりました。終わった後も「めちゃくちゃ良かった、泣いたよ」と感想ももらって、とにかく安心しました。
──ライブ終盤では、IRySさんがIRyStocratsの皆さんに感謝の言葉を涙ながらに伝えていた姿も印象的でした。
その部分はもともと、6分くらいしゃべる時間を用意していただいていたんですが、事前にしゃべると決めていたことを勢いよくばーっとしゃべってしまったら3分くらい余ってしまって。やばい、あと3分何を話そう、と思って、とっさにデビュー当時のことを話し始めたら、途中で自分でも感極まって泣いてしまいました。台本もなかったですし、途中で英語に変えたり日本語に変えたりしちゃってて、うまく皆さんに伝わっていたのか不安ですが……。伝わっているといいなと思います。
──想いは伝わっていたと思いますよ!
アンコールの「Caesura of Despair」を歌い終わった後も、バンドさんに掻き回していただいている間にいろいろお礼の言葉を言おうと思っていたんですが、それもうまく言えないくらい泣いてしまって。掻き回しも、リハはやったんですが終わるタイミングがよくわからなくなってしまって、ミスってしまって。ついマイクが入ったまま「ミスっちゃってごめんなさい!」って言ってしまいました(笑)。でもまあ、そういうのもライブっぽくて良かった……と思うようにしています。
IRySさんらしいお茶目さがあってよかったですよ(笑)。
緊張を乗り越え、次なる目標はさらに大きな会場での2ndライブ!
──今回のライブを通じて自分の中で乗り越えたなと思うことはありましたか?
やっぱり体力作りかなと思います。こんなにたくさんの曲を連続でパフォーマンスする機会がそれまでなかったので、体力的に大丈夫かなという不安があって、パーソナルトレーニングで体力作りもしてきたんです。もともと運動は得意じゃなくて、1回目受けたときに翌日から5日間筋肉痛で苦しむ……みたいなこともあったんですが、その効果はあったのかなと思います。ライブ前最後の1ヶ月はダンスレッスンなどで忙しくて、トレーニングには行けていなかったので、また再開しようと思っています。
──歌に関しては、新たな気づきはありましたか?
声って出るんだなと思いました。自分でも気づかなかったんですが、普段は高音とか歌うときに無意識に自分の中で抑えていたんだなと。「大きな会場だから大きく歌わなきゃ」と意識して歌ってみると、普段だったらブレちゃうような部分も綺麗に発声することができました。しかも当日、実はそんなに喉の調子もよくなかったんです。でもボイトレの先生に声の出し方を教えてもらったおかげで、こんな状態でもここまで声が出せるんだなと発見がありました。
──ライブを通じて成長したと感じたことはありましたか?
ライブの準備をする中で成長していった感覚がありました。本番の2~3週間前に、大勢の大人の方が見ている中で全体リハをする機会があって、そのときに緊張でミスしまくってしまったんです。でも当日はミスを最小限まで減らせたので、そこは成長だったかなと。あと、ライブの少し前にホロドリ(公式スマホゲーム「ホロライブ ドリームス」)のゲーム大会があったんです。そんなピリピリしたものじゃなくて、お楽しみ会みたいな大会だったんですが、すごく緊張して手が震えて、普段ならフルコンできるのにできなかったんですよ。そのときに思ったのが、ホロドリのお楽しみ会でこんなに緊張してて、ライブ当日どうしようって(笑)。でも、緊張をうまい具合に克服できました。
──今回のライブを通じて生まれた次の目標を教えてください。
できるかどうかは分からないけど、2ndライブをやりたいです。今回、最初に会場の規模を聞いたときに「こんな大きな会場、埋まるの!?」って不安に思ったのですが、蓋を開けてみると落選したという方もたくさん見かけて。こんなに応募してくれる人がいたなんてありがたいと思ったし、次は今回、落選しちゃった方も現地に来ることができるような会場で、ライブをしたいです。
──ありがとうございました。最後に、メッセージをお願いします。
今回、こうやってライブを成功させることができたのも、ファンの皆さんの応援や、スタッフさんのサポートのおかげです。本当に感謝でいっぱいですし、これからも頑張らなきゃと改めて思いました。また、ファンの方にはたくさんの愛をいただきました。会場での声援もそうですし、フラスタの数もそうですし。この愛に少しでも応えられたらと思います。今後のIRySにも期待していただけると嬉しいです!

今からでも楽しめる!IRySソロライブ
Youtubeチラ見せ枠
配信チケット
販売期間: 2026年11月6日(金) 20:00まで
アーカイブ視聴期間:2026年11月6日(金) 23:59まで
チケットページ:
https://hope-beyond-the-stars.hololivepro.com/jp/ticket/
2次販売グッズ
販売期間:2026年11月9日(月)18:00まで
ご購入はこちらから:
https://shop.hololivepro.com/products/irys_1stconcert_hopebeyondthestars_secondaryorder